大学での道徳とは
私達は社会の中の1人という存在であり、他人との関わりをもたずに生活を送ることはほとんど不可能です。それゆえ社会のルール、規範に従うのは社会に生きる人間として当たり前のことです。
日本の学生にとっての最終目標は、よい大学へ進むことであり、その為に学力を高め偏差値を上げることに力を注いでいます。
本来の勉強というものは、自分が本等を読み重要だと思うことを考え、自分で情報を取捨選択するものです。
大学受験にとって必要なものだから勉強する、必要でないものは理解する必要がないという現在の教育の根底にあるこの傾向は、損得勘定でしか動かない人間を形成してしまうことになります。
よって、すべてにおいて自分の損得だけを常に考えるようになってしまい、何が道徳なのか、どんな行動が正義なのか、また他人に対する思いやりの観念が欠落してしまうのです。
人間にとって一番大切なのは生命であり、これがなければ人間らしく存在することができないという部分を安全に保つことがヒューマン・セキュリティーの意義です。
そしてこのヒューマン・セキュリティーは、大学で学ぶことのできる科目のほとんどの部分に関わっています。
まず一つ目には人権保障があげられます。これは法学や哲学と深いつながりを持っています。二つ目に開発です。
国家の開発は、経済学や社会学に発展しています。
三つ目に環境です。開発が進むほど環境が脅かされます。この部分は社会学や人類学、生物学と密接な関係があります。
四つ目が人間の安全保障です。開発や環境の問題は、個人の人権や安全保障の問題とつながることは現在の世界情勢を見ればお分かりいただけると思います。
ヒューマン・セキュリティーはすべての社会現象を含む大きなカテゴリーであり、すべての学問につながるテーマです。
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